Kraft Architects

高山ホテル cup of tea ensemble

 岐阜県高山市の古い街並みと市街地の中間地点にあるホテルの計画である。飛騨を代表する家具メーカーである飛騨産業を筆頭に、地元の工芸作家や地域キープレーヤと共同し「次の100年に向けて、新たな循環社会の実現」に向けホテル・観光のモデルを提案してる。
 「あるものをいかす」をコンセプトに地域資源の活用可能性を様々な角度から提案した宿の改装計画している。本計画では急斜面の山から人力で2m単位に間伐された杉の小径木約200本分を建具・ベッドに再構築した。耐久性や色味にバラツキが多い材を柿渋塗装で整えつつ、時と共に成熟する空間を目指した。宿だけでなく「森と共に生きる」まちづくりの拠点として、年月を重ねながら成熟する新たな地域文化の「光景」となることを願う。

所在地:岐阜県高山市  
延面積:340㎡  
主要用途: 多目的ラウンジ・ホテル 
構造/規模:RC造/3階 竣工:2020  
写真家 : Masao Nishikawa / Munetaka Onodera
クリエイティブディレクター:H inc
協力:飛騨産業/柿BUSHI/大噴火/丸工芸
照明コンサルタント:萩原叶奈恵
AWARD:日本空間デザイン賞2021 shortlist